最近仮想通貨をはじめた人たちは、ほとんどがまず国内の取引所で口座を開設したのではないでしょうか?
また、これから仮想通貨を始める人もおそらくは国内取引所を色々さがしているはずです。
誰もが海外取引所に興味を持ちながら、不安や恐怖を抱いています。
しかし海外仮想通貨取引所について知っていけば、自ずとその不安や恐怖は取り除かれていくでしょう。
今回の記事では、最近の海外仮想通貨取引所ランキングを紹介すると共に、そもそも海外と国内の取引所の違いは何か、そしてどうやって選べばいいのかについてポイントを絞って解説していきます。
こちらの記事では人気の海外取引所について網羅的に解説しています。
- 仮想通貨がまるっきり初めてなら、まずは「国内取引所」でチャレンジしよう!
- 初めての海外仮想通貨取引所は「日本語対応」しているところがおすすめ
- 海外取引所の選び方のポイントは、「取引量」「信頼度」「日本語対応」の3点
- 日本人初心者におすすめの海外取引所は「クラーケン」「コインベース」「バイビット」
- 海外取引所を利用する前に国内取引所で仮想通貨に触れておくべし
【2021年版】海外仮想通貨取引所おすすめランキング10
取引所名 | 取引量 | 取扱い銘柄・通貨ペア | 日本語対応 | おすすめポイント |
Binance | ¥3,602,225,740,520 | 700種類以上 | 〇 | 世界で一番有名な取引所! |
Coinbase Exchange |
¥745,873,902,075 | 83種類 | ◎ | 日本版サービスあり! |
Kraken | ¥310,717,103,722.05 | 355種類以上 | ◎ | ライセンス取得済みの老舗! |
Bybit | ¥2,055,055,127,324.93 | 25種類 | ◎ | 取引画面が日本語対応! |
Bithumb Grobal |
¥172,125,237,942.71 | 200種類以上 | ◎ | 日本円入金可! |
Bitstamp | ¥75,609,356,925.75 | 7種類 | ✕ | セキュリティが高い! |
Bittrex | ¥20,027,447,118.48 | 300種類以上 | ✕ | 日本人人気が高い! |
OKEx | ¥2,973,437,246,818.00 | 165種類以上 | ✕ | 取引方法が多彩! |
Poloniex | ¥30,598,621,875.83 | 94種類 | ✕ | レンディングサービスあり! |
Crypto GT | ¥162,567,500,422.97 | 71種類 | 〇 | レバレッジ取引ならココ! |
※取引量は2021年10月22日現在のものです。
取扱い銘柄→~種類と明記、通貨ペア→~種類以上と明記
ランキングを作成するにあたって留意したポイントについて紹介します。
第一に、後ほど選び方のポイントに出てくる「取引量」が多いところから抜粋しています。
さらにその中から日本語対応をしているところを厳選し、かつ日本人向けサービスを提供しているところを選んでいます。
海外仮想通貨取引所の中には、日本人(日本在住)の口座開設ができないところもあります。
つまりどこでも日本人が口座を開けるわけではないのです。
取引量のランキングについては下記のサイトを参考にしています。
こちらのサイトで取引量を追っているのは、現在308の取引所です。
世界中にももっとたくさんの取引所がありますが、このランキングの中には取引量が多い、つまりユーザーの多い有名な取引所が扱われています。
それぞれの取引所の良さを知りながら、未知の世界である「海外仮想通貨取引所」について理解を深めていきましょう!
海外仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」
運営元(国) | 本社を持たず、各拠点で分散的運営を行っている。 (拠点:マルタ・セーシェル・ケイマン諸島・サンフランシスコ) |
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設立 | 2017年7月 | |
ライセンス | 不明 | |
取扱い銘柄・通貨ペア | 700種類以上 | |
取引方法 | 現物取引 デリバディブ取引 |
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手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨によって異なる | |
取引手数料 | 一律0.1% | |
その他手数料 | ― | |
取引量 | ¥3,602,225,740,520 | |
日本語対応 サポート |
公式サイト日本語対応 | |
その他 | ・スマホアプリあり ・BNB(バイナンスコイン)の発行 ・Community Coin of the Month |
取引量が世界トップのバイナンス。
2017年に中国で設立された新しい取引所であるにも関わらず、そのユーザーは開設後半年で600万人を超えたといいます。
運営元が少し怪しいのは、中国での仮想通貨規制が関わっているでしょう。
中国での度重なる規制を受けて、足早に拠点を移しています。
マルタを本拠地としているという情報と、その事実はないという情報が錯綜していますが、基本的に分散経営であるようです。
公式サイトが日本語対応していますが、スマホアプリは日本語対応していません。
世界中のユーザーが利用している信頼のできる取引所ですが、日本語しかできない日本人にとっては少しハードルが高い取引所です。
海外仮想通貨取引所「Coinbase Echange(コインベース)」
運営元(国) | 本拠地:アメリカ・サンフランシスコ | |
設立 | 2012年6月 | |
ライセンス | BaFin(ドイツ連邦金融監督局)で取得 | |
取扱い銘柄・通貨ペア | 330種類 日本国内では5種類 |
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取引方法 | 現物取引 日本では現物取引のみ |
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手数料 | 入金手数料 | ACH:無料 USD:10USD EUR:0.15EUR GBP:無料 |
出金手数料 | ACH:無料 USD:25USD EUR:0.15EUR GBP:1GBP |
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取引手数料 | メイカー:0.00~0.50% テイカー:0.04~0.50% |
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その他手数料 | マイナー料金 | |
取引量 | ¥745,873,902,075 | |
日本語対応 サポート |
公式サイト日本語対応 日本でのサービス提供開始 |
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その他 | ・スマホアプリあり ・世界30か国以上で取引所を運営(日本でも運営している) ・2022年に本社を閉鎖して分散経営となる ・ナスダック市場に上場 |
今、日本で一番注目を集めている海外取引所です!
2021年8月19日に、満を持して日本でサービスを開始したことが大きな理由です。
日本版はサービスが開始したばかりなので取扱い銘柄も少ないですが、ユーザーの増加と共に通貨も増えていくでしょう。
グローバル版の方は、公式サイトで日本語表示ができるようになっています。
しかしつい先日、10月1日にコインベースグローバルはハッキング被害を受けたことを発表しています。
少なくとも6000人の顧客情報と保有していた通貨を盗まれたということで、大きなニュースとなりました。
海外でも国内でも仮想通貨取引所では、結構頻繁にこうしたハッキング事件が起きています。
こういった部分にもしっかり目を向けていく必要があるでしょう。
海外仮想通貨取引所「Kraken(クラーケン)」
運営元(国) | 本拠地:アメリカ・カリフォルニア | |
設立 | 2011年 | |
ライセンス | アメリカ・ワイオミング州で銀行ラインセンス取得 | |
取扱い銘柄・通貨ペア | 83種類 日本では5種類 |
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取引方法 | 現物取引 FX取引 両替取引 |
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手数料 | 入金手数料 | 法定通貨:無料 仮想通貨:無料 |
出金手数料 | 法定通貨:300円 仮想通貨:無料 |
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取引手数料 | メイカー:0.00~0.16% テイカー:0.12~0.26% |
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その他手数料 | 送金手数料:60USD | |
取引量 | ¥310,717,103,722.05 | |
日本語対応 サポート |
日本でのサービスあり | |
その他 | ・スマホアプリあり ・4段階認証のセキュリティ ・Mt.GOX事件の被害者支援を行っていた ・欧州ライセンスの取得を2021年中にめざす |
設立年を見るとわかりますが、仮想通貨取引所としてはかなりの老舗です。
ビットコインが誕生して、初めてBTCを使った取引が発生したのが2010年のことですから、取引所の設立としてはかなり早い段階だったにちがいありません。
クラーケンを創業したジェシー・パウエルは、その頃起きた仮想通貨界最大の事件である「Mt.GOX事件」の被害者救済のために来日し、尽力したというエピソードがあります。
これだけでも顧客のことを非常によく考えてくれるような気がしますよね。
クラーケンは日本でのサービスも提供しているので、国内版から海外版へと移行することを考えると他の取引所よりもスムーズにできる利点があります。
海外仮想通貨取引所「Bybit(バイビット)」
運営元(国) | 本拠地:シンガポール | |
設立 | 2018年 | |
ライセンス | バージン諸島でライセンス保有 | |
取扱い銘柄 | 25種類 | |
取引方法 | 現物取引 FX取引 |
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手数料 | 入金手数料 | BTC:無料 ETH:無料 |
出金手数料 | BTC:無料 ETH:無料 ※通貨によってマイニング手数料負担あり |
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取引手数料 | <デリバディブ取引> メイカー:0.025% テイカー:0.075%<スポット取引> メイカー:0.1% テイカー:0.1% |
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その他手数料 | ファンディング手数料あり (日本時間1・9・17時の3回発生) スワップ手数料あり マイニング手数料あり |
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取引量 | ¥2,055,055,127,324.93 | |
日本語対応 サポート |
日本語サポートあり 公式サイト・取引画面の日本語対応あり |
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その他 | ・スマホアプリあり ・クレジットカード入金対応 ・コールドウォレットを使用 |
バイビットも日本語対応が充実していて、日本人にとても使いやすいため人気があります。
取引画面が日本語で表示されるので、大事な取引でまごまごせずに済むところが高評価です。
また、コールドウォレットで通貨を保管しているため、セキュリティ面でも安心できます。
このような日本人に馴染みやすい中で、最大100倍ものレバレッジを掛けられるFX取引に挑戦できるところも大きな魅力です。(最大100倍のレバレッジをかけられるのはBTCペアのみです。)
ただし、アプリ版は日本語対応していないので、バイビットを日本語で使いたいならweb版をストレスなく使えるような環境が必要となります。
海外仮想通貨取引所「Bithumb Grobal(ビッサム グローバル)」
運営元(国) | 本拠地:韓国 | |
設立 | 2019年5月 | |
ライセンス | 不明 | |
取扱い銘柄 | 200種類以上 | |
取引方法 | 現物取引 FX取引 |
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手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 入金額によって変動あり | |
取引手数料 | 0.04~0.25% | |
その他手数料 | ― | |
取引量 | ¥172,125,237,942.71 | |
日本語対応 サポート |
日本語サポートあり 日本円入金可 |
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その他 | ・スマホアプリあり(Appleも対応) |
ビッサムグローバルには、日本語対応だけでなく日本円入金ができるという大きな利点があります。
海外取引所のほとんどは、日本円で入金することはできません。
しかしビッサムグローバルの販売所は日本円で通貨を購入することができるので、もしも国内取引所を利用せずに海外取引所を使ってみたいという人がいたら、かなりおすすめです。
ただし、日本円入金で購入ができるのは販売所のみで、取引所では利用することができないので注意が必要です。
韓国が本拠地ということで日本人にとっても身近で親しみやすいですが、セキュリティ面で不安があるという声もあるので、しっかり調べてから登録しましょう。
海外仮想通貨取引所「Bitstamp(ビットスタンプ)」
運営元(国) | 本拠地:イギリス | |
設立 | 2011年 | |
ライセンス | ルクセンブルクで認可取得 | |
取扱い銘柄 | 7種類 | |
取引方法 | 現物取引 | |
手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨によって変動あり | |
取引手数料 | 0.00~0.50% | |
その他手数料 | ステーキング料金あり クレジットカード購入手数料あり |
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取引量 | ¥75,609,356,925.75 | |
日本語対応 サポート |
なし | |
その他 | ・コールドウォレット対応 ・クレジットカード入金可 |
ビットスタンプは日本語対応もサポートもないので、英語が使えない人にとっては使いづらいです。
しかし日本人でもクレジットカードを使って購入することができるので、好んで利用している人もいます。
クラーケンのようにかなりの老舗で、ヨーロッパで最も大きく有名な取引所となっています。
取引量が安定していることと、セキュリティが高いことでユーザーが安心して使える取引所として非常に人気があります。
英語が得意な日本人ユーザーにはかなりおすすめです。
海外仮想通貨取引所「Bittrex(ビットトレックス)」
運営元(国) | 本拠地:アメリア | |
設立 | 2014年 | |
ライセンス | なし | |
取扱い銘柄・通貨ペア | 300種類以上 | |
取引方法 | 現物取引 | |
手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨によって変動あり | |
取引手数料 | 一律0.25% | |
その他手数料 | ― | |
取引量 | ¥20,027,447,118.48 | |
日本語対応 サポート |
なし | |
その他 | ・スマホアプリあり |
ビットトレックスは日本人にとって最もオーソドックスな海外取引所と言っても良いでしょう。
オーソドックスというのは、
- 日本円入金不可
- 日本語対応なし
- 取扱い銘柄が豊富
こういったものを指しています。
取扱い銘柄が豊富な分、日本では扱っていないアルトコインがたくさんあるので、色々なコインを選びたいというユーザーにとてもおすすめです。
また、日本語対応していない海外取引所の中でも日本人に人気のある方なので、信頼度も高いと言えるでしょう。
海外仮想通貨取引所「OKEx(オーケーイーエックス)」
運営元(国) | 本拠地:マルタ | |
設立 | 2014年 | |
ライセンス | 不明 | |
取扱い銘柄・通貨ペア | 165種類以上 | |
取引方法 | 現物取引 先物取引 パーペチュアルスワップ オプション取引 通貨購入 |
|
手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨によって変動あり | |
取引手数料 | メイカー:0.1% テイカー:0.15% |
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その他手数料 | ― | |
取引量 | ¥2,973,437,246,818.00 | |
日本語対応 サポート |
なし | |
その他 | ・スマホアプリあり(Apple対応) |
本拠地をマルタに移していますが、元々は中国の三大取引所の一つとして数えられていたほど、中国で人気がありました。
こちらもビットトレックスのように、オーソドックスな海外取引所です。
取引量が多く、手数料が安いことが人気の理由となっています。
日本語対応していませんので初心者には強くおすすめしませんが、英語が得意なユーザーなら難なく使いこなせるでしょう。
海外仮想通貨取引所「Poloniex(ポロニエックス)」
運営元(国) | アメリカ・サンフランシスコ | |
設立 | 2014年1月 | |
ライセンス | 不明 | |
取扱い銘柄 | 94種類 | |
取引方法 | 現物取引 先物取引 レンディングサービス |
|
手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 通貨によって変動あり | |
取引手数料 | メイカー:0.00~0.15% テイカー:0.00~0.25% |
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その他手数料 | 送金手数料:0.25% レンディング手数料:利益から15%の貸付手数料が発生 先物取引手数料:0.01~0.75% |
|
取引量 | ¥30,598,621,875.83 | |
日本語対応 サポート |
なし | |
その他 | ・レンディングサービスあり |
ポロニエックスも残念ながら日本語対応がありませんが、レンディングサービスという面白いサービスを提供しているところがポイントです。
国内でもコインチェックが同様のサービスを提供していますが、保有している通貨を貸し出すことでマージンを受け取ることができるというもので、売買取引をしなくても良いので仮想通貨初心者におすすめのサービスとなります。
わざわざポロニエックスでレンディングサービスを初体験する必要はありませんが、国内でレンディングに挑戦してみて良い印象を持ったなら、次のステージとして考えるのも一つの手です。
国内のサービスよりも色々な通貨でレンディングできるのは大きな魅力でしょう。
外仮想通貨取引所「Crypto GT(クリプトジーティー)」
運営元(国) | 本拠地:キプロス | |
設立 | 2018年5月 | |
ライセンス | なし | |
取扱い銘柄・通貨ペア | 71種類 | |
取引方法 | FX取引 | |
手数料 | 入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 | |
取引手数料 | 無料 | |
その他手数料 | スプレッドあり | |
取引量 | ¥162,567,500,422.97 | |
日本語対応 サポート |
日本語サポートあり 一部円建て可 |
|
その他 | ― |
クリプトGTは日本語対応ありの、FX取引に特化した海外取引所です。
日本人が海外取引所に進出する理由の多くは取扱い銘柄が豊富であるということですが、国内ではかけられない倍率のレバレッジに魅力を感じて、という場合も少なくありません。
クリプトGTは、なんと最大200倍のレバレッジをかけて仮想通貨を取引することができます。
しかもどのコインでも同じようにレバレッジを掛けられるという利点があり、FX取引を中心にやってみたいという人におすすめの取引所となっています。
海外仮想通貨取引所選び方のポイント
海外取引所はたくさんありすぎて、初心者にとっては選ぶことが難しいですよね。
まだ海外取引所に手をつけないとしても、いずれ挑戦するならと目星をつけておきたいという人もいるでしょう。
そんな人たちのために、海外取引所の選び方のポイントを3つに絞って簡単にお伝えしていきます。
ポイント①取引量がしっかりとあるかどうか
最初に示したランキングにも、取引量を明示しました。
この数字からわかることは、ユーザーがどれだけいるかということです。
ユーザーがたくさんいればいるほど活発に取引が行われるため、通貨を売買しやすくなります。
特に板取引の場合は、ニーズが合致するユーザーがいなければ思い通りの取引を行うことは難しいですよね。
取引量の多さは、自分の取引が成立するかどうかの指標になり得るのです。
また、取引所自体の信頼度も測ることもできます。
多くのユーザーがいるということは、それだけ安心してその取引所を使うことができるということです。
反対に、取引量が極端に少ない取引所には注意が必要です。
初心者の場合は、まず取引量が多く上位にある取引所から選ぶことをおすすめします。
ポイント②運営元やライセンスの所持など信頼度レベルはどうか
取引量でも取引所の信頼性をある程度測ることができますが、ライセンスという項目も注目すべきです。
ライセンスやその他の認可というのは、その国の基準を満たしていることを示すものです。
日本では金融庁の示す基準を満たさなければ日本でサービスを行うことができません。
つまり、日本でサービスを展開しているコインベースやクラーケンなどはそういった基準をきちんと満たしているという信頼性の指標となるのです。
他の国々でもそれぞれの基準がありますので、どれか一つでもクリアしていることは信頼の証であるといえます。
ポイント③日本語対応やサポートが充実しているか
初心者にとって一番のポイントは、日本語で使えるかどうかということです。
特に英語が苦手な人にとってはこれが一番大切でしょう。
翻訳サイトを使って取引をするという方法もありますが、これは慣れるまで非常に時間がかかるため、初心者にはあまりおすすめできません。
はじめての海外取引所なら、まずはこの項目を満たしているかどうかで決めてもいいくらいです。
日本語対応している取引所に慣れてから、他の取引所を利用してみるという方法でも良いのではないでしょうか。
日本人におすすめの海外仮想通貨取引所Top3
「選び方のポイント」を踏まえながら、先ほどのランキングをもう一度見てみましょう。
この中から、日本人におすすめの海外仮想通貨取引所を3つ選ぶとしたら、以下のようになります。
1位 Kraken(クラーケン)
2位 Coinbase Echange(コインベース)
3位 Bybit(バイビット)
参考にしてみてください。
ちなみに、取引量ランキングの中では日本の取引所もかなり上位に食い込んでいます。
15位 bitFlyer
19位 Liquid
20位 Coin Check
24位 Zaif
もちろん先ほど紹介したサイトの中での話ですが、国内取引所は取扱い銘柄が少ないながらも上位に食い込んでいるのはすごいことですよね。
日本でしっかり仮想通貨を知ってから海外に進出するのが最も理想的な形です。
海外仮想通貨取引所の種類と国内取引所とのちがい
初心者にとっては、海外と国内の取引所にどんなちがいがあるのかよくわからないのが正直なところだと思います。
海外取引所の種類についてと、国内とのちがいについてまとめてみました。
海外取引所にはDEXとCEXの2種類がある
海外仮想通貨取引所は大きく2種類のものがあります。DEXとCEXです。
CEXとは、日本語でいうと中央集権型の取引所のことを指します。
従来の取引所の形式は多くがこれで、例えばユーザーの情報や保有しているコインの管理を取引所が行うタイプです。
このため、システムメンテナンスがあったりサポートがあったりと管理側が中心となっているイメージです。
これに対して、DEXは日本語で言うと分散型の取引所となります。
大きなちがいは、取引のしくみにあります。
CEXでは取引所が間に入って通貨の売買を行いましたが、DEXの場合はユーザーがウォレットからダイレクトに通貨のブロックチェーンにアクセスすることになります。
このようなしくみのため、システムメンテナンスを行う必要もなく、サポートも存在しません。
取引所運営のコストが大幅に削減できるわけです。
自分で通貨を管理することになるので、ハッキングのリスクが下がる分自分でやらなければならないことは増えます。
ですから、初心者がいきなりDEXの海外取引所でデビュー!というのは非常に難しいでしょう。
ちなみに、DEXで一番有名な海外取引所というとUniSwapです。
海外取引所と国内取引所の大きなちがい
挙げ始めるとキリがないほど、海外と国内の取引所にはちがいがあります。
日本では金融庁による規制に則って取引所が運営されているため、ユーザーが大きな損をしないようにする代わりにハイリターンを狙った取引があまりできないようになっています。
FX取引の場合は、掛けられるレバレッジが最大2倍までとなっていて海外に比べると一攫千金を狙うために取り組むのは難しいでしょう。
一方海外取引所は日本の規制外で行っているので、取扱い銘柄も豊富ですしFX取引はびっくりするような倍率が掛けられるようになっています。
こうした日本の規制という部分から大きなちがいは生まれています。
しかし、日本の規制はユーザーを守るためにあるということも忘れてはいけません。
ハイリターンを狙う取引にはリスクが付き物です。
こうしたリスクをしっかりと理解しなければ、大きな痛手を負うことになります。
海外仮想通貨取引所を利用するメリット
海外取引所を利用するメリットを簡単にまとめていきます。
取扱い銘柄が豊富
繰り返しになりますが、取扱い銘柄が豊富な点は非常に魅力的です。
日本では上場していないアルトコインを購入することができ、早くからその成長を見守ることができます。
国内に上場する頃には既に値段が上がっていることも多いので、早い段階で購入できることは大きな利点となります。
スプレッドが狭い
販売所形式での購入では、取引手数料ではなくスプレッドが発生します。
いくら取引手数料が安くても、スプレッドが広い!というのが国内取引所の中には多いパターン。
国内と比べると海外は、スプレッドが狭めに設定されていることが多いため国内で取引するよりも余計な費用をかけなくて済みます。
ボーナスやキャンペーンが充実している
本記事ではあまり触れてきませんでしたが、国内と海外の大きなちがいはここにもあります。
海外取引所は新規口座開設をするだけでいくらか通貨が付与されたり、条件を満たすことでキャンペーンに応募できたりと「通貨をタダでもらえる」チャンスが多く設定されています。
これを元手にして取引ができるという点は非常に大きなメリットとなります。
初心者にはこうしたボーナスやキャンペーンを利用して得た通貨を使って取引をやってみることをおすすめします。
海外仮想通貨取引所を利用するデメリット
海外取引所を利用するメリットを簡単にまとめていきます。
日本語対応がない・日本円で入金できない
今回は日本語対応ありの取引所を紹介しましたが、実際のところは日本語対応していない取引所がほとんどです。金融庁の規制も少し絡んでくるためです。
日本語対応をしているということは、日本人向けサービスを展開しているということになります。
これが、金融庁の基準に大幅に引っかかる場合は金融庁から警告を受けることとなるのです。
多くの取引所はこうした面倒事は避けたいので、日本語対応していません。
日本円入金の部分も同様となっています。
これだと日本人は非常に使いづらいので、大きなデメリットですよね。
バイナンスのように、警告を受けて一時的に日本人向けサービスを停止したという例もあります。
今スムーズに使えている取引所も、金融庁からの警告を受けて突然サービスを停止する可能性があるということです。これも海外取引所を利用するリスクの一つです。
ハイリスクな取引も多い
海外取引所の魅力であるFX取引は、ハイリターンを狙うことができる夢のような取引ですがその分リスクもあります。
よく、ゼロカットシステムがあるから大丈夫、追証なしだからローリスク、などと謳っている記事もありますが、ここはきちんと勉強してから挑戦しないといけません。
気軽に手を出せば大きな損失を負うことになりますので注意が必要です。
海外仮想通貨取引所をおすすめする人
海外取引所についてだんだんわかってきたのではないでしょうか。
日本人が使いやすいところもあれば、ハードルが高い取引所もありますよね。
海外仮想通貨取引所を使うのにおすすめな人は、
- 既に国内での仮想通貨取引経験がある
- 株式投資やFXなどの経験がある
という人です。
つまり、まだ仮想通貨の取引を行ったことがない人にはあまりおすすめできません。
国内取引所や他の投資である程度経験を積んでから挑戦してみるのがおすすめです。
海外仮想通貨取引所を利用する際の注意点
海外取引所を利用する上で知っておいた方がいいことを3つ紹介しておきます。
海外仮想通貨取引所は違法ではない
まず、海外仮想通貨取引所を利用してもユーザーが日本の法律に触れることはありません。
ですから、まずは安心して利用してみましょう。
しかし先ほども触れたように、金融庁から警告を受けた海外取引所が突然サービスを停止することも起こります。
例えば先日の中国の仮想通貨全面禁止のニュースを受けて、中国人の口座開設をできなくした取引所も多くありました。
こういうことが日本で起こらないといは言い切れません。
アカウントが突然使えなくなるリスクがあるということは肝に銘じておきましょう。
金融庁規制?日本人ユーザーに厳しい取引所も
既に日本人向けサービスを停止している取引所も多数あります。
- Kraken
- FTX
- Hubio Grobal
確認しているだけでこの3社は取引量が世界でも上位に入っていますが、日本人向けサービスを停止しています。
理由は色々あると思いますが、先ほどかれ触れている金融庁の規制の絡みが大きいでしょう。
そもそも日本人が口座開設できないところもたくさんあるので、注意しましょう。
海外仮想通貨取引所と税金
あまり深くは説明しませんが、海外取引所で得た利益にもしっかりと日本の税金がかかることは知っておく必要があります。
株式投資やFTとはちがった税金のかかり方がする上に、計算や記録がやや面倒なのが仮想通貨にかかる税金のポイントです。
仮想通貨の税金については、こちらの記事で少し触れていますので参考にしてください。

おすすめの海外仮想通貨取引所まとめ
日本人のユーザーで特に初心者におすすめの海外仮想通貨取引所を10か所紹介しました。
まったくの投資の初心者は海外取引所を利用する時は、まず国内でしっかりと仮想通貨に触れてからにしましょう。
仮想通貨は毎日新しい銘柄が誕生し、刻一刻と価格が変動するため購入に焦る気持ちもわかります。
あの通貨を買いたいけど国内では扱っていない!とお目当ての通貨がある場合は猶更です。
海外取引所は口座開設が容易で誰でもすぐに利用できますが、日本語対応がなかったり入金が面倒だったりと色々手間がかかるものです。
一つ一つ丁寧にしらべて、使いやすい取引所を見つけるようにしましょう。
今回紹介した取引所を参考にして、より詳細な情報を調べるのも良いですね。