国内で仮想通貨を始めようと思い立った時、最初に目にするのがコインチェックという取引所ではないでしょうか?
など、実際に使っている人の声を聞いてみたいと思う人も少なくないですよね。
今回は、コインチェックを使ったことがない仮想通貨初心者の方たちに向けて、コインチェックの評判と口コミからわかるメリット・デメリットなどについてお伝えしていきます!
- 口コミから、「コインチェックはユーザーが安心して使える取引所」だとわかる。
- 口コミから、「コインチェックは取引コストがやや高い取引所」だとわかる。
- 賢くコインチェックを利用するには、他の取引所との併用がおすすめ!
- 初心者は口座開設をしたら、取引せずにチャートを眺めながら他の取引所と比較しよう!
良い口コミからわかるコインチェックのメリットと評判
Twitterでコインチェックの口コミを検索すると、あからさまなステマツイートが目立ちます。
と思いますよね。
今回はステマを排除し、コインチェックを利用するユーザーの声を集めて、コインチェックの本当の評価を突き止めていきます。
まずは、良い口コミからわかるコインチェックのメリットと評判を分析していきましょう。
UI/UXが良く使いやすい
最近BTCが高騰してるけど、コインチェックがよく使われるのは圧倒的にUI/UXが良いからだと思う。
めっちゃ使いやすい。ついポチる— 山根 真一郎 (@Shinichiro_wctc) October 20, 2021
コインチェックの良い口コミの中で多いのが「使いやすい!」という声。
web版のホーム画面はこのようになっていて、確かにスッキリしていて見やすいですよね。
販売所の取引画面はこのようになっていて、欲しい通貨の数量を入れればすぐに購入できるようになっています。
入力が必要な部分が少なく、とても簡単に通貨を購入できることがわかります。
こちらはアプリ版の販売所です。
購入までは3つの画面を進んでいくことになりますが、WEB版同様とても簡単に通貨が購入できます。
ただし、アプリは販売所しか表示することができないので注意しましょう。
運営会社に安心感がある
なるほど、安心感は大事ですね!
とりあえず少しCoincheckに入れました!— カズシフジイNFTコラージャー (@kazushi_fujii_) November 2, 2021
コインチェックは2018年に、580億円相当のNEM(ネム)を盗まれてしまった流出事件が起きています。この事件の被害を受けた人は約26万人とされています。
当時、コインチェックの通貨管理はホットウォレットというネットワーク上での管理システムを利用していました。これが、事件を引き起こしたセキュリティの脆弱性にあたる部分だといわれています。
これによりユーザーの不信感は高まり、コインチェックのセキュリティに疑念を抱く人が爆発的に増えました。
ところが事件後、被害を受けた約26万人には損失分を日本円で補填することを発表したのです。
さらに大手証券会社であるマネックスグループの傘下に入り、通貨管理をホットウォレットからコールドウォレットに変更することでセキュリティ対策を万全にし、持ち直したのです。
今となっては国内取引所の中でもユーザーが最も多いと言われるほどの成長を遂げ、経営も安定しています。
コインチェックは流出事件によってマイナスイメージがついてしまいましたが、今は非常に安心感のある運営母体のもと安定した経営を行っているのです。
BTCの板取引手数料無料
Coincheck $BTC の板取引での取引手数料無料とか、swingし放題やん
— L Lawliet (@life_is_a_farce) November 1, 2021
販売所で売買を行うと、どうしてもスプレッドが発生してしまいます。
スプレッドとは買値と売値の差額のことで、購入時・売却時ともに発生するようになっています。
一方、板取引の場合はスプレッドが発生しません。
このため、一般的に手数料を安く抑えたいユーザーは板取引を中心に行います。
コインチェックはなんと、板取引におけるビットコインの取引手数料を無料にしています。
つまり、手数料なしでビットコインを売買することができるのです。
これはビットコインをメインで取引したいユーザーにとって、大きなメリットです。
コインチェックのメリットまとめ
- 取引画面のデザインが見やすい
- 運営母体が安心、安全
- ビットコインの取引手数料が無料
メリットを見ると、ユーザーの精神的な負担が少ないことがわかります。
初心者にとってはわからないことだらけですから、操作画面が使いにくくては話になりません。
こうしたメリットが、初心者の仮想通貨への参入を易しいものにしていると言えます。
また、BTCの取引手数料が無料という点は非常に評価できます。
特に海外取引所と併用して使う場合、少しでも安くビットコインを購入して海外取引所へ送金したいと考えているユーザーも多いはずです。
つまり、海外取引所と併用して使うにはうってつけだといえます。
悪い口コミからわかるコインチェックのデメリットと評判
続いて、口コミからわかるコインチェックのデメリットを3つ紹介してまとめて評判を分析していきます。
コインチェックは取引所の取扱い銘柄が少ない…
コインチェック、取引所の銘柄数さえ増えてくれればほんとに使いやすいんだけどなぁ。
— ado (@ado_815) October 25, 2021
コインチェックは販売所での取扱い銘柄が17種類(2021年11月現在)と、国内最多です。
しかし取引所での取扱い銘柄は、BTC・ETH・FCT・MONA・PLTの5種類のみとなっています。
例えばGMOコインは、販売所取扱い銘柄が14種類でコインチェックより少ないですが、取引所取扱い銘柄は8種類となっています。
実はこれは、この後紹介するデメリットに関連していく結構大きなデメリットなのです。
コインチェックはスプレッドが気になる…
コインチェック、ビットフライヤー、ビットバンク使ってみてますが、今後どれをベースにしていくべきかどなたか教えてください🙇♀️💦
コインチェックが使いやすいけど、スプレッドが気になる💦— はな (@kei_torisou) October 21, 2021
コインチェックのデメリットで一番声が大きいと感じるのが「スプレッドが広い」という部分です。
コインチェックユーザーにとっては、取引所の銘柄が少ない分どうしても販売所で通貨を買わなければならない時があります。
特に国内取引所のみを使っている場合、コインチェックでしか購入できない通貨もあり、どうしてもスプレッドが気になってしまうのです。
実際にコインチェックのスプレッドが他の販売所と比較してどれだけ広いのか、そして本当にスプレッドが広いのかということはこちらの記事で紹介しています。

コインチェックは手数料が半端ない…
そのままコインチェック使うならYouTubeとかで買い方観たほうがいい。
販売所じゃなくて取引所から売買しないと手数料ハンパないから。— さよなら@XRP推し (@bHbJDvwe5RlDjCU) November 3, 2021
コインチェックは取引所での取扱い銘柄が少ないので、販売所を使う人も多いです。
販売所ユーザーにとっては発生するスプレッドが手数料のようなもの。
ネットの口コミにある「コインチェックは手数料が高い!」という声は、ここに起因しています。
先ほど紹介したように、スプレッドが広ければ広いほどユーザーの損失は大きくなります。
本当ならスプレッドが狭くて安く通貨を買える海外取引所を使いたいところですが、仮想通貨をはじめたばかりの初心者にとってそれはとてもハードルが高いことです。
こうした要因が絡まって、コインチェックの手数料が高い!という声が多くなっているのです。
コインチェックのデメリットまとめ
- 取引所の取扱い銘柄が少ない
- スプレッドが広い
- 手数料が非常に高い
デメリットを見ると、取引所の取扱い銘柄が少ない故に販売所のスプレッドがダイレクトにユーザーにのしかかってきます。
特に国内取引所のみで仮想通貨の取引をしている人や、コインチェックでしか扱っていないユーザーにとって、スプレッドから逃れる方法がないことが辛い部分です。
取引のしかたによってはスプレッドが原因で、せっかく稼いだお金も台無しにしてしまう可能性があります。
このため、取引方法に十分気を付けなければなりません。
この部分は「コインチェックおすすめの使い方」で詳しく紹介しているので、是非目を通してください。
コインチェックの総合評価
コインチェックの総合評価
初心者にとって非常に使いやすいと評判のコインチェックですが、取引コストが気になる声が多くなっています。
取引所手数料が無料な分、コインチェックはスプレッドによって収益を上げていることになります。
このため、ややスプレッドが広くなるのは仕方ないところ。
とはいえユーザーにとっては大きな負担なので、コインチェックの見やすい画面で価格調査をし別の取引所で同銘柄を購入したり、海外取引所にビットコインを送金するために使ったりするユーザーが多いようです。
コインチェックのおすすめポイント
メリット・デメリットを踏まえつつ、現物取引以外にも焦点をあてながらコインチェックのおすすめポイントを紹介していきます!
コインチェック基本情報 |
|
会社名 | コインチェック株式会社 |
親会社 | マネックスグループ株式会社 |
設立 | 2012年8月 |
所在地 | 東京都渋谷区円山町3-6 E・スペースタワー12F |
代表取締役 | 勝屋 敏彦 |
取引方法 | 現物取引 ※レバレッジ取引は2020年3月をもって終了 |
取扱い銘柄 | 17種類(2021年11月現在) 販売所:17種類 取引所:5種類 (BTC・ETH・FCT・MONA・PLT) |
取引手数料 | 板取引:無料(Maker・Taker) 販売所:スプレッドが発生 |
入出金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料がかかることがある) コンビニ入金:3万円未満770円3万円以上 30万円以下1018円 クイック入金:3万円未満770円 3万円以上50万円未満1018円 50万円以上入金額×0.11%+495円 仮想通貨入金:無料 日本円出金:407円 仮想通貨送金:通貨ごとの設定 |
入金方法 | ・銀行振込 ・コンビニ入金 ・クイック入金 |
その他サービス | ・貸仮想通貨サービス ・コインチェックつみたて ・コインチェックでんき ・コインチェックガス |
特徴 | ・二段階認証 ・コールドウォレット |
デザインが見やすいので初心者におすすめ!
コインチェックの取引画面とアプリの見やすさは、ユーザーの中でも最も評価が高い部分でありコインチェック自身も自負している部分です。
正直なところ、見やすいから使いやすいというわけではありませんが、本当に初めて仮想通貨をやってみたいですという人にはおすすめです。
まずは、口座開設だけをして取引をせずに画面を眺めてみるのがおすすめです。
コインチェックのレンディングサービスがおすすめ!
コインチェックで現物取引をするのはスプレッドが気になる!という人におすすめなのが、レンディングサービスの利用です。
これは、ユーザーが保有している通貨をコインチェックに貸し出すというサービスで、一定期間預けると利率で利益を得ることができます。
これなら取引スキルが要らないので、投資がはじめての初心者でも簡単に試すことができます。
国内取引所で同様のサービスを行っているのは、コインチェックにGMOコインとビットポイントだけです。
コインチェックのレンディングサービスは貸出期間によって年率が異なります。
貸出期間 | 年率 |
14日間 | 1% |
30日間 | 2% |
90日間 | 3% |
365日間 | 5% |
最大年率は5%にもなり、ただ銀行に預金するだけでは得られないような利息を手にすることができます。
ただし、このサービスは貸出を始めてから途中で解約することができないため、貸出中の通貨は取引に使えないところは注意点です。
とりあえず取引せずにやってみよう!という気軽なノリで挑戦することができるサービスです。
取引所でビットコインを購入し活用する
ビットコインを取引所で購入したいなら、コインチェックは手数料がかからない分大変お得です。
これのみを目的としてコインチェックを利用しているユーザーもいます。
「コインチェックでんき」と「コインチェックガス」は、購入したビットコインを有効活用することができるサービスとして非常におすすめです。
電気料金をビットコインで支払うようにすれば、最大7%割引を受けることができます。
ちなみに、コインチェックでんきを現金で支払うと、割引分をビットコインで受け取ることもできます。
同じように、コインチェックガスは料金の最大3%の割引を受けることができ、大変お得です。
このように、現物取引以外の部分で非常に充実しているところがコインチェックの大きなおすすめポイントです。
※でんきは全国対応ですが、ガスは一部地域で利用できませんのでご注意ください。
コインチェックはこんな人におすすめ!
- 通貨を長期保有したい人
- ビットコインを安く購入した人
- 海外取引所をメインで使いたい人
- 現物取引以外のサービスを利用したい人
コインチェックはスプレッドの広さから、短期間で何度も売買を繰り返す短期トレードにはあまり向きません。このため、中長期的にコインを保有したいという人におすすめです。
また、取引手数料が無料なので取引所でビットコインを購入したい人におすすめです。
ビットコインをメインにトレードしていきたい人の他に、海外取引所でビットコインを使いたい人などにとっても使い勝手が良いでしょう。
さらに、現物取引はあまりせずに利益を得たいという人にもおすすめです。
特にレンディングサービスは、取引を一切することなく利息を受け取ることができるので、初心者でも気軽に始めることができます。
コインチェックのはじめ方
コインチェックは口座開設無料で、スマホがあればだれでも簡単に登録することができます。
一度登録してみてから使い方を模索するのも一つの手段ですが、ここでは口座開設をしてから最初に初心者がやるべきことを3つに絞って紹介します。
コインチェックのチャートを眺めてみよう!
まずはチャートを眺めてみましょう。
いきなり取引をするのではなく、しばらくの間チャートを見るだけで構いません。
すると、いつ買ったらいいのかいつ売ったらいいのか、なんとなくタイミングがわかってきます。
また、どの銘柄が人気なのか、買いやすいのかということも見えてきます。
取引を始めるのはそのあとでも大丈夫です。
他の販売所と比較しながら購入を検討しよう!
国内取引所はほとんどが口座開設無料なので、思い切って気になる取引所に登録し見比べてみましょう!
すると実は人によっては別の取引所の方が見やすいなどの個性が出てきます。
また、コインやタイミングによってスプレッド幅は変わるので比較するのも良いでしょう。
ちなみにコインチェックは購入と売却画面を切り替えなければならないので、実はスプレッドが見づらいというデメリットがあります。
また、コインチェックはスプレッドが広いという声が大きいですが、場合によっては他の取引所よりもスプレッド幅が狭い時もあります。
こうしたちがいも、実際に比較してみなければわかりません。
ビットコインは取引所で購入しよう!
ある程度コインチェックの取引画面に見慣れてきたら好きな銘柄を買ってみましょう。
購入する時は、同じ銘柄を扱っている他の国内取引所の価格も見てみましょう。
余力がある人は海外取引所の様子も見てみると参考になります。
ただし気を付けて欲しいのは、コインチェックの販売所ではビットコインを買わない方がいいということです。
せっかく取引手数料無料で取引所を利用することができるので、板取引を利用しましょう。
ただし、板取引は販売所とはちがって注文方法がやや複雑になります。
こちらの記事でコインチェックでの通貨の買い方を解説していますので是非チェックしてみてください。
コインチェックの評判まとめ
コインチェックは初心者に使いやすい反面、取引コストがやや高い傾向にあることがわかりました。
このため、ある程度仮想通貨に慣れている人は、サブ取引所として利用することが多いです。
仮想通貨の場合は、取扱い銘柄などのこともあって複数の取引所を併用して使うことも多いので、その点はあまり気にしなくてもよいでしょう。
使い方を工夫すれば、広いスプレッドでもしっかりと利益を出すことができます。
また、一番のマイナスイメージである流出事件によるセキュリティについては、適切な対応とマネックスグループのおかげで高いレベルにまで修正することができています。
口座開設は無料なので、実際に自分の目で取引画面を見てから取引を行うかどうか考えて見るのをおすすめします!