LINKとは、LINE株式会社によって開発された、独自のブロックチェーンを利用した仮想通貨です。国内の取引所で扱えるようになり、もうすぐ1年が経過しようとしています。
2021年4月には発行当初の価格より、20倍以上に急騰しました。それでもLINEユーザーの中には、
えっ、LINEが仮想通貨を発行していたの!?知らなかったよ!
という方も多いのではないでしょうか。
今回は、これから仮想通貨を始めようという方やLINKが気になっている方に向けて、LINKの特徴から将来性まで詳しくご紹介していきます。
- LINKの特徴がわかる!
- LINKの購入方法がわかる!
- LINKの将来性がわかる!
LINK(リンク)とは?特徴をご紹介
仮想通貨LINKとは、LINE株式会社が独自開発したブロックチェーン(LINE Blockchain)を利用したトークン(基軸通貨)です。LINE株式会社とユーザーの関係を、よりフラットにする「LINEトークンエコノミー」を実現するために開発されました。
トークンエコノミーって何?
と思った人のために簡単に説明すると、
- 独自で作ったトークンが中心となる経済圏のこと
- 役立つコンテンツや情報発信するユーザーにも、適切な報酬が得られる仕組みを作る構想
- サービスの提供者とユーザーの関係性を強化し、より質の高いサービスを一緒に作り上げていくことが目的
です。これは、ユーザーも報酬を得られる仕組みであって、報酬を保証する仕組みではないので気をつけましょう。
- LINEが発行している独自暗号通貨
- 実店舗での利用でLINKリワードが還元
特徴①LINEが発行している独自暗号通貨
LINKは、モバイルメッセンジャーアプリ「LINE」を提供しているLINE株式会社が独自に発行している暗号通貨(仮想通貨)です。
LINKのトークンエコノミー内での役割は、サービスへ貢献したユーザーにインセンティブとしての支払いに当てられることです。Dapps(分散型アプリ)では、稼いだLINKをDappsでも利用できるようにするために開発が進められています。
最終的にはLINEトークンエコノミーで獲得したLINKを、円やドルなどのリアルマネーに換金することも可能となるでしょう。
特徴②実店舗での利用でLINKのリワードが還元
「LINK Rewards Program」に加盟している実店舗で買い物やサービスを受けたとき、LINE Payで決済すると、LINKリワードが還元されます。
LINKリワードとは、LINKに変換できるトークンです。LINK引換券と言い換えるとイメージしやすいでしょう。これこそがDappsなど現在開発途中のサービスが完成したとき、LINEトークンエコノミー構想の実現に向かって本領発揮する特徴なのです。
集めたLINKリワードをLINKに交換するには、国内取引所の「BITMAX」で口座開設をし、「ウォレット」の準備が必要です。「ウォレット」とは、換金する前のLINKを一時的に保管しておく財布をイメージしてみると良いでしょう。
仮想通貨LINKの現在価格を確認!
LINKは2018年8月に新規公開され、2020年を迎えるまでは大きな値動きはありませんでした。
高騰しはじめたのは2021年2月からで、2ヶ月後には1 LN(LINK)=37,000円近くまで一気に上昇しました。公開当時の約80倍にもなる急騰ぶりです。
現在では調整の下落局面を経過し、1LN=12,000円前後で推移しています。それでも2021年の始値と比べると、約8倍の伸びを示しています。
仮想通貨LINKを購入できる取引所
仮想通貨LINKを購入できる取引所は、
- 国内仮想通貨取引所 BITMAX
- 海外仮想通貨取引所 BITFRONT
の2社のみで、どちらもLINEグループ参加の取引所です。
主要な仮想通貨と比べて、取り扱いのできる取引所が少ないことから、購入できる人数も限られます。この状況で急騰したという事実から、たくさんの投資家が注目していることが伺えます。
今後取引所の数が増えていくことで、多くの投資家の目に触れる機会が増え、さらに関心が寄せられることでしょう。
取引所①国内取引所BITMAX
国内取引所のBITMAXの特徴は、
- LINEアプリ上で取引ができる
- LINE Payと連携ができる
- セキュリティ対策が万全である
- 日本語で対応できる
の4つが挙げられます。
①LINEアプリ上で取引ができる
BITMAXでの取引は、専用アプリをダウンロードする必要はありません。LINEアプリ上で取引できるので、手軽んも仮想通貨をひじめられます。
②LINE Payと連携ができる
LINE Payと連携させておくと、LINE Pay側の残高からBITMAXへの入金ができます。いちいち銀行振り込みをする手間がかかりません。
さらに、LINE Reward Program加盟店を利用した時の支払いをLINE Payで決算すると、LINKに交換できるLINKリワードを受け取ることができます。
③セキュリティ対策が万全
LINEアプリで駆使されている技術の流用により、万全なセキュリティ環境が整っています。ウォレットに関しても、世界最高水準の技術を持つBitGo社のウォレットを採用しているので、安心して取引が可能です。
④日本語で対応できる
日本語と英語で対応できるので、言語に関する心配はありません。
しかし、日本に居住していない人は、口座開設ができないので気をつけてください。
取引所②海外仮想通貨取引所BITFRONT
海外仮想通貨取引所のBITFRONTの特徴は、
- BTC、USD、USDTの3種類で取引ができる
- 対応言語は15言語
- 使用環境はWebのみ
です。
①BTC、USD、USDTの3種類で取引ができる
BITMAXの場合では日本円でしか取引ができませんが、BITFRONTではUSDを含む3種類の取引が可能です。
②対応言語は15言語
言語は英語をはじめ、韓国語、スペイン語、中国語など15ヶ国語が対応できます。
③使用環境はWebのみ
使用環境はWebのみで、日本からのアクセス(IPアドレス基準)での会員入会はできません。
仮想通貨 LINKは儲かる?将来性を徹底分析
仮想通貨LINKの将来性を分析しました。以下の3つの要因から今後の成長について、さらに期待が高まります。
- 上場数が少ないのに、購入金額1億円突破
- NFTプラットフォームの構築が進んでいる
- LINEに登録しているユーザーは2億人以上
いくつもある仮想通貨の一つに過ぎないLINKの「伸びしろ」について、詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
上場数が少ないのに、購入金額1億円突破
2020年8月6日から国内向け取引所「BITMAX]においても取り扱いが開始されたLINKは、6日後の8月11日には、「BITMAX」での購入額が1億円を突破しました。
さらに「BITMAX]に新規で登録したユーザー数が1億人を突破するのに、取扱開始から1週間後の8月12日には達成しています。
取引所の上場数は、国内外合わせてたったの2社のみという現状でです。取引所の増加に合わせた成長をイメージすると、自然と期待が高まります。
NFTプラットフォームの構築が進んでいる
2018年から始まった「LINEトークンエコノミー」構想ですが、開発者向けのプラットフォームをリリースしたのは、2年遅れた2020年8月のことです。
リリース発表から1週間足らずで100を超える企業のからの利用申請が届いたという話は有名で、開発者側の関心の高さが読み取れます。
開発が進められていくことで、「LINEトークンエコノミー」の実現が加速されていきます。
LINEに登録しているユーザーは2億人以上
LINEは日本を含めたアジア諸国がを中心に、世界各国で利用されているモバイルメッセンジャーアプリです。そのアクティブユーザーの数は、実に2億人を超えています。
しかし現状は一般ユーザーがLINE BlockchainやDappsを利用できる環境は整備されていません。
開発が進むにつれて、全てのユーザーがDappsを利用してLINKを当たり前のように使っている景色が見えてくると、仮想通貨LINKへの期待はさらに飛躍することでしょう。
仮想通貨LINKが10倍以上に高騰した理由
多くのユーザーや投資家にとって、LINE株式会社から発行される仮想通貨は新鮮で、話題性の存在だったっという背景もあったことでしょう。
それ以外にLINKが2021年2月以降の「高騰」から、3月の「急騰」にまで発展したことを分析すると、主な要因として次の2つが挙げられます。
- 仮想通貨に参入してくる人が増えた
- 日本向けの「THETA.tv」がリリースされることが発表された
仮想通貨に参入してくる人が増えた
仮想通貨の高騰は、LINKだけ特別に起こった事象ではありません。
2020年の後半から、ビットコインをはじめとする主要な仮想通貨は軒並みに高騰しました。かといって時価の上昇が突然突然一斉に起こったわけではありません。
一部の仮想通貨の高騰が引き金となり、その波が他の仮想通貨に広がっていきました。
今の情勢から将来に不安を抱く投資家にとって、仮想通貨は絶好の投資の対象となり、市場は徐々に加熱していきます。
主要な仮想通貨の高騰が始まると、後発の投資家にとって参入しづらくなるのは必然です。
新たな投資先を探し始める投資家が増えていく最中、「LINEトークンエコノミー」構想を掲げたLINKの登場となりました。
LINKの誕生は、仮想通貨に興味を持っていたLINEユーザーが投資の世界に一歩踏み出す支えにもなったことでしょう。
日本向けの「THETA.tv」がリリースされることが発表された
2021年3月9日、「THETA.tv」のリリースの発表が、LINKの急騰をさらに持ち上げました。
「THETA.tv」はLINE Blockchain上のDappsとして構築されていて、日本ユーザーでもダウンロードできます。
Thetaは海外ではLINEよりも知名度の高い仮想通貨プロジェクトです。
そんなTheta Networkとの業務提携から発表された具体的なサービスのリリースが、LINKの急騰を誘発した要因の一つと考えられます。
運営元「LVC株式会社」について
仮想通貨 LINKを運営しているLINEグループの「LVC株式会社」について、概要を記載しておきます。
- 名称:LVC株式会社
- 所在地:東京都品川区西川一丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー22階
- 代表者:代表取締役社長CEO 林 仁奎/Lim Inkyu
- 事業内容:暗号資産販売所の運営、およびブロックチェーン関連事業のホールディングス会社
- 資本金:81億6,000万円(2021年4月16日時点)
- 設立年月日:2018年1月31日
- 登録番号:暗号資産交換業社 関東財務局長 第00017号
LINKとChainlinkの違い
仮想通貨を始めたばかりの初心者が陥りやすいミスがあります。それは仮想通貨の銘柄を間違えて購入してしまうことです。
特に勘違いを起こしやすいのが、LINKとChainlinkの違いです。一見すると間違いにくそうなのですが、その違いをまとめてみましょう。
まずはLINKから、
- 発行元:LVC株式会社
- 暗号資産名称:LINK(リンク)
- ティッカーシンボル:LN
- 取引開始日:2018年10月
- 取扱取引所:2箇所(BITMAX、BITFRONT)
続いてChainlink、
- 発行元:SmartContract Chainlink Ltd
- 暗号資産名称:Chainlink(チェーンリンク)
- ティッカーシンボル:LINK
- 取引開始日:2018年10月
- 取扱取引所:2箇所(BITMAX、BITFRONT)
発行元も暗号資産名称も、取扱取引所も全く別物ですが、ティッカーシンボルがよく似ています。高騰することを予測して購入したら、上がらなかった…という残念な結果になる恐れもあります。
特に複数の仮想通貨を所有するときは、しっかり照合しましょう。
仮想通貨LINKまとめ
- LINEトークンエコノミーは、ユーザーの情報生産者側に回るチャンスがある
- LINE Payを利用すると、LINKリワードを受け取ることができる
- LINKリワードでLINKを購入するためには、BITMAXで口座開設すること
- 仮想通貨を購入するときは、しっかり称号をして間違えないようにすること
仮想通貨LINKに興味を持たれた方は、LINKリワードを集めてLINKがもらえる「BITMAX」での口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。